「いま、神話を語り直すということ」

 というわけで、ぼくは著者からバトンを渡されてしまったわけである。


 どうしてぼくなどが渡されることになったのか、それはまたおいおいということで、
早くもバトンを受取ってくださった読者もおられる。


 畏友とんがりやまさんが
ご自分のブログ「踊る阿呆を、見る阿呆。」で、
『蒼の皇子』をとりあげてくださった。
おおいに楽しまれた様子で、
訳者としてもうれしい。


 いつもながら、目のつけどころが鋭くて、
アナンガ仙の「語り」のところを引用されているのには膝を叩いた。
そうなのだ、あそこの部分は「語り」の本質、神話の本質、物語の本質を開陳していて、
一見本筋とは関係ないけれど、おそらく全作の「キモ」なのだ。
同時に作家としての基本的スタンス、方法論の宣言でもある。


 他にもバトンを受取ったという方がおられれば、ご一報されたい。
 ブログなどでレヴューしていただくと、もっとうれしい。
 優れたレヴューには次巻を進呈させていただきたい。
もっとも、小生が自腹を切るので、あまりたくさんの方にはできないが、
ご希望の方は、ネット上に公表の上、URLをお知らせいただきたい。