2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

KING OF AYODHYA 英国版発売

21世紀版『ラーマーヤナ』最終巻 KING OF AYODHYA の英国版 (Orbit/ Time Warner) が明日、6月1日付で発売になる。 ちなみに著者が「決定版」としているインド版 (Penguin India) は9月発売。インド版は原則インド国内での発売で、それ以外の全世界は英国…

現代に生きる「神話」

『ラーマーヤナ』は神話だ。『ギルガメッシュ』や『イリアス』が神話であるのと同じである。 池澤夏樹の言うとおり、『ギルガメッシュ』や『イリアス』が出発点ではなく、一つの頂点、あるいは極点、一つのサイクルの完成形であるごとく、ヴァールミーキ版『…

地名

アショーカ版『ラーマーヤナ』に出てくる地名は聞きなれないものも多いので、整理してみよう。 ◎アーリヤ七国(七王国) ラーマの属するアーリヤ族がインドに入って建国した七つの国。 ただし、七つ全部の名前は出てこない。本文中に出てくるのは コーサラ …

女性キャラの活躍

『ラーマーヤナ』では女性が活躍する。ラーマの妻であるシーターはもちろんだが、ラーマの母カウサリヤーを始めとする3人の王妃、第二王妃カイケーイーのダイイマア=乳母(めのと)であるマンタラー、あるいは阿修羅側でラーヴァナの従妹であるシュールパ…

『蒼の皇子』bk1でも予約開始

『ラーマーヤナ』1&2『蒼の皇子』上・下は定価各1,800(税込み1,890)円で、6月17日発売。 bk1でも予約受付が始まっている。こちらは表紙も出ている。

ラーヴァナの系譜

阿修羅の王ラーヴァナは梵天の直近の子孫だ。 上村勝彦『インド神話』によればこうである。 梵天の息子プラスティヤの子に、ヴァイシュラヴァスがいる。その息子がヴァイシュラヴァナ(クベーラ)、毘沙門天だ。ラーヴァナの本拠ランカーは、元はこのヴァイ…

予約受付開始

楽天ブックスで『ラーマーヤナ1 蒼の皇子』上下巻、予約受付が開始されている。版元がポプラ社なのは発売元だからか。アマゾン・ジャパンではまだらしい。 アマゾン・ジャパンで「ラーマーヤナ」で検索すると、平凡社・東洋文庫版第1巻が生きている。しか…