2006-11-30 男どもよ 曇って寒い日。洗濯物が乾かないよー。 『樹海の妖魔』上巻再校ゲラの素読み。 時間がないので再校は白ゲラ、 つまり校正の赤が入っていない状態で素読みをすることになった。 しかも特急。 ふと眼にとまった一節。 その瞬間、 シーターにはわかった。 どんなにどなりちらし、 いばりくさっていても、 男というものは敗北の瞬間、 みな寄る辺ない孤児になっているのだ。 ひょっとすると男がどなったりいばったりするのは、 そもそもそのせいなのかもしれない。 第一部「やすらぎ」39pp.