Mba と『ラーマーヤナ』映画化

 われらが『ラーマーヤナ』の著者のブログで
大きなニュースが続いた。
ひとつは Mba について。
この記号はアショーカ版『マハーバーラタ』をさす。
Mba というタイトルで出版される計画なのである。


 あのような『ラーマーヤナ』を書いた以上、
次は『マハーバーラタ』と期待するのは
作家にとっても読者にとって当然。
とはいえ、
なにせ単純に分量だけでも『ラーマーヤナ』の10倍ぐらいはあり、
内容の複雑さは比較にならない。
書きだしたと宣言が出て、
冒頭の部分の「抜粋」も公表されたりしたのだが、
その後、一向に進展の話がなかった。
むしろ、慎重すぎるくらい慎重に、
出るのはまだまだ先のこと、と繰りかえされるばかりだった。


 その Mba の執筆がついに軌道に乗ったと
今日付で書き込んでいる


 5年間の試行錯誤の末、
ついにほんとうに書かれるべき「物語り」がすべりだした、
というのはまことにうれしい。
翻訳できるかどうかとはまったく別に、
アショーカのペンになる、
いやキーボードから叩き出された『マハーバーラタ』を読める日が
とうとう視界に入ってきたのだ。


 文章はこれまで公表されたものは完全に消えているというが、
1,000ページの本が16冊という計画は変わらないらしい。
変わったとしても、増えることはあっても減ることはあるまい。
ちなみに『ラーマーヤナ』は約500ページが6冊で、
全部邦訳して四百字詰め原稿用紙6,000枚強。
Mba は概算30,000から40,000枚というところ。



 もうひとつのニュースは『ラーマーヤナ』の映画化である。
アショーカ版『ラーマーヤナ』の映画化権のオプションを
しばらく前に著者は売っている
相手はあるインド系アメリカ人のプロデューサーのようだ。


 その映画化が進行しているらしいことが、
今日付のもうひとつの記事に出ている。



 この映画化については著者はどうも奥歯に物のはさまったような書き方をする。
何でもストレートな物言いが身上のこの人としては珍しいが、
それだけデリケートな話なのではあろう。


 とにかく数ヶ月以内に撮影が始まる
という知らせを著者は受けている
という消息はありがたい。
まだまだ「指をクロスさせて」順調な進行を祈っていた方がよさそうだが。